有望技術紹介

28 シンプルな超薄型触覚センサー

株式会社オーギャ
小型で薄く、ハンダ付け不要でどこへでも実装できる静電容量型超薄型触覚センサーを開発した。

静電容量型・超薄型触覚センサーはシリコンラバー構造体と樹脂フィルムを主に使用しており、非常に安価な感圧インターフェースを実現した。検出原理は導電型シリコンラバーを成型したものを受圧電極とし、その下に樹脂フィルムを介して電極を印刷形成し、それらの電極対でひとつのキャパシタを構成する。
【本技術の特徴】
① 1枚の信号処理ボードに対し、多数個の触覚フィルムを接続できる(最大 18 個/1 軸型の場合)。
② 触覚フィルムと専用 IC とのセットの提供も可能。
③ 触覚フィルムの感圧部をより効率よく押込む“キートップ形状”を別途準備している。
④ 触覚フィルムは 0.5mm ピッチ FPC ケーブル仕様となっている。
⑤ センサー組込のための周辺機構設計も支援する。

【本技術の応用事例・想定用途】
本キットのセンサーヘッドの厚さは、0.5mm と超薄型で、低荷重域から検出ができる。柔軟背のある材料を使用していることから、定格荷重の百倍の過荷重でも破壊せず、百万回以上の繰り返し荷重試験でもほぼ特性変化しないことが特徴である。この触覚フィルム用いることで、ロボットハンドなどに貼り付けるだけで握り圧検出機能や、せん断力検出機能などを追加することが可能になる。
また、ウエアラブルデバイスの追加機能として、様々な大きさや形のアナログ入力ボタンやジョイスティックなどのアナログ入力機能を簡単に作製できる。
1 超薄型フィルムキット(下図)
2 スマートフォースセンサー
3 ワイヤレスフレキシブル面圧分布計測シート

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