有望技術紹介

18 ハイパースペクトルカメラによる画像解析技術

デルフトハイテック株式会社
デルフトハイテック株式会社(DHT)は、新しいイメージセンサを搭載した最先端ハイパースペクトルカメラと画像解析ソフトを提供する。

フィンランド国立技術研究センター(通称VTT)が1990年代前半に世界初の小型分光イメージング素子(ImSpector)を開発。DHTは、そのセンサーを搭載し2017年に製品化された小型軽量モバイルハイパースペクトルカメラ「SPECIM IQ」の販売を開始した。

【本技術の特徴】
本カメラは高精度スキャナ機構を内蔵し、400~1,000nm波長域のハイパースペクトル画像が撮影可能である。さらに、撮影画像中にあらかじめ登録した特定スペクトルをSAM(Spectral Angle Mapper)アルゴリズムにより検出し、疑似カラー表示する機能を有する。


【本技術の応用事例・想定用途】
分光スキャニング技術を用いたハイパースペクトルカメラは、人の目に見えない不可視の領域を可視化し、食物の鮮度や保有物、また医療分野では癌部位の判別などあらゆる用途で活用されている。

自動車シュレッダーダスト(Automobile Shredder Residue :ASR)の選別にDHTの中赤外用ハイパースペクトルカメラによるプラスチック選別回収システムで50%回収でき、CO2 排出量は原燃料化に比べ35%削減できる可能性が示された。

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