有望技術紹介

14 精密拡散接合(熱圧着)による金属加工

株式会社ヤマテック
1990年の創業以来、接着剤などの介在物に頼らず、接合面を確実に接合させる技術の開発に取り組んできた。

本技術は溶接とは異なり、母材を溶かすことなく接合するため複雑な構造の治具、機械部品、中空パーツ製造の可能性を拡大。高精度が要求される製品や微細なサイズの部品の製造に適した技術として期待を集めている。

【本技術の特徴】
接着剤(ろう材等)を使用しないので接着剤などの成分の影響もなく、加工時のガスの発生も起こらない。また、変形、歪み、反り、バリなどの発生を抑えることができる。同種金属または異種金属などさまざまな素材を形状の複雑化、サイズの微細化等、多様化、高度化する製品ニーズに応える。

① 接着剤などの介在物を使わないので、1mm+1mm=2mmに正確に接合可能。
② 接着剤・ろう剤などが、溶けてしまうような高温でも使用ができる。
③ 機械加工などでは不可能な、中に流路をもった、金型やヒートシンク加工が可能。
④ 母材強度の約91%以上の引張強度が達成できる。
⑤ 熱交換器のヒートパイプ形状を自由に設計でき、平板に比べ小型化、効率が向上する。

【本技術の応用事例・想定用途】
・マイクロチャンネル熱交換機
・40枚積層蒸着マスク
・金属メッシュフィルター
・その他ハイサイクル金型モデル

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