NEDO 若手研究グラント平成21年度採択テーマから産学連携のための研究紹介

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白色シースルー色素増感型太陽電池の開発

本研究の白色もしくは無色透明シースルーの色素増感型太陽電池は、例えば窓に用いた時には、景色などの可視光を透過させる太陽電池を実現させることができ、従来太陽電池の利用が難しかった用途や、意匠面から全く予想できなかった製品が実現できる画期的なものです。

研究機関・所属 岐阜大学 工学部 機能材料工学科
氏名・職名 船曳一正 准教授
研究テーマ名 白色シースルー色素増感型太陽電池の開発
応用想定分野 建材、インテリアなど、さまざまな用途に拡げて行きたい
技術概要

 太陽電池といえばシリコン型の黒や青または、色素増感太陽電池では茶褐色のイメージが強いです。本研究では無色(白色)透明な色素を用いた色素増感型太陽電池の研究開発を行っています。通常の色素増感型は、可視光領域を吸収する色素を使いますが「近赤外領域の光で発電できるもの」を探索していた中で白色の新たな色素を見いだすことができました。

  • 【図】白色シースルー色素増感型太陽電池(エコプロダクツ2009より)
技術の特徴
 これまでの色素増感型太陽電池(DSC)ではほとんど活用できなかった「近赤外領域 (760 nm 〜1000 nm) の光」だけを光電変換する新規な近赤外光増感色素/半導体の白色複合薄膜を調製いたします。この新規な白色複合薄膜、透明電解質、および、基材にガラスおよび樹脂フィルムを用いることで、これまでに例のない高性能「白色」シースルー色素増感型太陽電池を開発しました。
 このデザイン性を活かして太陽電池の建材やインテリアへの採用が広がる可能性もあります。
従来技術との比較
特許出願状況
出願済み関連特許 4件
研究者からのメッセージ

 この太陽電池は有機色素・溶液・半導体の組み合わせから構成されております。従って白色シースルー太陽電池の実用化のために関連技術分野の総合力を結集することが必要です。
 さらに今後の用途開拓のために、ガラス、建材、住宅関連の企業との応用検討を期待しております。

 太陽電池が存在することを意識させない住環境との調和、生活空間に寄り添うことができる商品を目指していきたいと考えております。

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